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競馬を愛する全ての方へ

ダービートレイルへようこそ。当サイトは、競馬を愛する全ての方に、基本的には欧米の競馬を中心に、皆様の参考となったり、海外競馬への興味を喚起できるような情報を発信しています。できる限り、写真・動画のメディアも交えながら、日々綴っていきたいと考えています。

ダートを走る競走馬

私が競馬を見始めたのは、ちょうどナリタブライアンが3冠達成したとき。皐月賞・ダービー・菊花賞と、着差を広げて優勝したブライアンズタイム産駒に魅了された世代。大好きだったマヤノトップガンが、当時の3200m世界レコードで天皇賞を優勝した際、「海外と太刀打ちできるのでは?」と、胸を踊らせていました。

また、サイレンススズカが連勝街道を進んでいるとき、テレビから目を離すことはできず、どうしても家にいられない時は、ラジオを片手に外出。馬券を買っていたわけではありませんでしたが、サイレンスがどうなるか。それだけを、友人とともに、興奮しながらラジオ実況を聞いていました。
インターネットもありませんでしたから、天皇賞での惨事の際は、初めてJRAのお客様センターの番号を104で確認し、サイレンスの経過を問い合わせたこともありました。なんとも、純粋なひとときでした。

沼本光生

その当時、当然、海外で日本馬が何勝もするような時代が来るとは、全く想像もつきませんでした。ですから、エルコンドルパサーの凱旋門賞挑戦の時は、手に汗握って応援したものでした。もうすぐだ!と、ひとり大興奮。モンジューに差されたシーンは、未だに記憶に残っています。後のオルフェーヴルが、フランス勢のソレミアに差された時は、エルコンドルパサー以来の深い落胆でしたね。

近年の日本馬の、海外における活躍は周知の通り。30年前は、毎年のように香港国際競走やドバイワールドカップデーで日本馬が優勝したり、はたまた米国ブリーダーズカップで優勝するなど、絵空事のようにしか思えなかったわけで、大種牡馬・サンデーサイレンス導入以降の日本競馬の変化が、世界にまた違った潮流を生み出しています。

とはいえ、海外競馬はまだ「日本人に身近なものになった」とは、言い切れるものではないですし、日本から海外に出ることそのものが、人によっては現実的なものでない場合もあります。また新型コロナウイルスの蔓延により、自由に渡航できなくなったことで、さらに遠く感じるようになった気もします。
しかし、人類の叡智はこの不幸にも打ち克つはずです。そして皆様に、ぜひ海外競馬と生活を体験して頂きたいと思いますし、世界の広さと素晴らしさを実感していただきたい。その時「ダービートレイルでこんなこと言ってたなぁ」と、少しでも思い出して頂けたら、これ以上に嬉しいことはありません。

Mitsuoki Numamoto