日本では、真夏の競走馬セールが最も衆目を集めますが、アメリカでも同じ。
ニューヨーク・サラトガ競馬場近郊で行われる、ファシグティプトン・サラトガセールは、いわゆる「ブティックセール」。夏のファシグティプトンセールの中でも、最もアイコニックなイベント。古くは北米における20世紀最強馬の1頭マンノウォー、レイズアネイティヴ、ナタルマ、ダンジグ、近年で最も目立ったうちの一頭・ソングバード等、名馬・名種牡馬が購買されてきたセールです。
今年のカタログはまだ出揃っていませんが、おそらく新種牡馬を含めた、目玉となる馬たちが勢揃いするはずです。
ジュライセールも目が離せない
７月早々、JBHAセレクトセールに先駆けて行われるのが、ファシグティプトン・ジュライセール。
Horse of All Agesということで、１歳・２歳に限らず、全競走年齢の馬及び繁殖牝馬らが出品されるセール。そう聞くと、やや払い下げの馬たちが対象・・・と感じてしまう部分もありますが、実際には、ブリーダーズカップ・フィリー＆メアスプリント優勝馬のWAVELL AVENUE、カナディアンインターナショナル優勝のBULLARDS ALLEY等、多くの優秀なアスリートを輩出しています。
有名なサラトガセールは、今年は８月９日。
アメリカは、全米で、毎年日本の４倍を超える産駒が誕生します。
その母数の中から、毎年信じられない才能を持つチャンピオンホースが生まれ、また結果として、現在の日本競馬界を支えている種牡馬・繁殖牝馬たちが誕生していくわけです。
選考対象となる馬の数が違うので、日本のセールよりは、安価に馬を購買できる可能性は十分あります。
海外の購買となりますと、疑問やご質問等が湧き上がってくるものと思います。
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