2025年2月22日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるサウジカップに、日本から4頭の競走馬が出走します。どちらかというと、競馬初心者の方向けになりますが、以下に、各馬の特徴やこれまでの実績、そして今回のレースに向けた意気込みをご紹介します。

1. フォーエバーヤング

矢作芳人調教師が手掛けるフォーエバーヤングは、これまで9戦7勝と高い勝率を誇ります。主な勝ち鞍には、2024年の東京大賞典(G1)やジャパンダートクラシック(Jpn1)などがあり、国内外で安定した成績を収めています。
特に、米国競馬の最高峰であるケンタッキーダービーでは3着と健闘し、その実力が世界的に評価されています。今回のサウジカップでは、大外14番ゲートからのスタートとなりますが、矢作調教師は「それほど心配していない」とコメントしています。

2. ウシュバテソーロ

高木登調教師が管理するウシュバテソーロは、2023年のドバイワールドカップ(G1)を制した実力馬です。昨年のサウジカップでは2着と惜しい結果でしたが、その後も安定したパフォーマンスを見せています。昨年のブリーダーズカップ・クラシックは、らしくない競馬になりましたが、8歳という年齢ながら、再び世界の舞台での活躍が期待されています。
今回は最内の1番ゲートからのスタートとなり、高木調教師は「ウシュバはうまく対応してくれると思う」と語っています。

3. ウィルソンテソーロ

同じく高木登調教師が手掛けるウィルソンテソーロは、通算21戦8勝の戦績。2024年のJBCクラシック(Jpn1)では見事な勝利を収め、他のG1レースでも上位入線を果たしています。6歳となる今年も、その勢いはキープ。ダート馬は、古馬になってこそ。今回のサウジカップでは4番ゲートからのスタートとなり、高木調教師は「ウィルソンにとってはいい枠」とコメントしています。

4. ラムジェット

佐々木晶三調教師が管理するラムジェットは、9戦5勝の実績を持つ期待の4歳馬です。2024年の東京ダービー(Jpn1)を圧勝し、その後も安定した成績を残しています。特に、東京大賞典では3着と健闘し、今後のさらなる飛躍が期待されています。今回のサウジカップでは9番ゲートからのスタートとなり、佐々木調教師は「この枠に満足しています」と語っています。
この世代はフォーエバーヤングに話題が偏りますが、三浦くんともども、大きなところを狙える力は十分備えています。

これらの日本馬たちは、サウジカップでの活躍が大いに期待されています。世界最高賞金を誇るこのレースで、日本馬がどのような走りを見せるのか、注目が集まります。

個人的なダークホースは米国馬

 

昨年のケンタッキーダービー・オークスを制覇した名伯楽、ケニー・マクピークが送り出すラトルンロール。アメリカでもブリーダーズフューチュリティステークスG1を含む、重賞7勝。前乗りで勝ちきった二聖モスクの守護者杯(G3)で8勝目をマーク。

鞍上は米国の名手、ジョエル・ロザリオ。枠はちょうど真ん中で、内外ともに見ながら行ける好枠。日本馬への刺客・・・となってもおかしくありません。