いよいよ明日、2025年2月23日(日)に東京競馬場で開催される第42回フェブラリーステークス(G1)が迫ってきました。ダート1600mの砂塵を巻き上げる熱戦は、今年最初のJRAのG1として注目度MAX!サウジカップの陰に隠れて、なんていう人もいますが、全くそんなことはありません。
昨年は11番人気のペプチドナイルが大穴を開けたこのレース、2025年も波乱の予感が漂います。そこで今回は、私が注目する3頭の馬をピックアップし、その魅力と勝利の可能性を徹底分析してみました。
ペプチドナイル(6枠11番) – 連覇なるか、王者の意地
まず最初に挙げるのは、昨年覇者のペプチドナイル(牡7、藤岡佑介騎手)。昨年は単勝45.3倍の低評価を覆し、見事な先行策で勝利を掴んだこの馬。今年は連覇がかかる一戦です。過去のフェブラリーSで連覇を達成したのは、コパノリッキー(2014-2015年)とカフェファラオ(2021-2022年)の2頭だけ。歴史に名を刻む3頭目となるか、注目が集まります。
強みとデータ分析
ペプチドナイルの強みは、先行力と東京ダート1600mへの適性。昨年は4番手から抜け出すレース運びで、上がり3F36.2秒の末脚を見せました。2025年2月20日発表の調教後馬体重は542kg(前走比+8kg)と、状態も上向き。過去10年、前走でG1・Jpn1を走った馬が3着以内に絡むケースが多く(延べ12頭)、この馬もその条件をクリアしています。
不安要素
ただし、7歳という年齢が若干気になります。過去10年、7歳以上で優勝したのは2016年のモーニン(7歳)のみ。加えて、今年はライバルが強力で、昨年ほどの展開の恩恵を得られるかは未知数です。
連覇の可能性は十分あるものの、周囲のマークが厳しくなる今回は2~3着の線が現実的か。でも、武英智さんとそのチームが半端な仕上げをしてくるとは思えないので、私の本命◎候補です!
エンペラーワケア(1枠1番) – コース巧者の逆襲
続いては、武蔵野S覇者のエンペラーワケア(牡5、横山武史騎手)。東京ダート1600mでの安定感が光るこの馬、2024年の武蔵野S(G3)を圧勝し、G1初制覇を狙います。調教後馬体重は552kg(前走比+14kg)とパワーアップが顕著で、仕上がりも抜群です。
強みとデータ分析
この馬の最大の武器は、東京コースでの実績。過去4戦4連対(3勝)と、負けなし。過去10年、前走1着馬がフェブラリーSで6勝(6-2-2-24)と好成績を残しており、5歳馬も4勝と相性が良い年齢です。さらに横山武史騎手の冷静なレース運びがハマれば、圧倒的な結果を残せるかもしれません。
不安要素
懸念は1枠1番という最内枠。東京ダート1600mは外枠が有利とされ、過去20年で1枠の勝ちはわずか3回。ただし、人気馬(3番人気以内)に限れば内枠でも好走例があり、エンペラーワケアの能力なら克服可能かもしれません。
コース適性と勢いを買って、対抗〇に推します。内枠をどう捌くか、横山武史騎手の腕の見せ所です。
コスタノヴァ(5枠9番) – 無敗の新星が頂点へ
最後に紹介するのは、根岸S圧勝のコスタノヴァ(牡5、キング騎手)。東京ダートで5戦5勝という驚異の成績を誇る新星が、満を持してG1に挑みます。調教後馬体重は499kg(前走比+3kg)と安定しており、状態面も問題なし。
強みとデータ分析
コスタノヴァの魅力は、東京ダートでの無敗記録。根岸S(G3)を1分22秒8の好タイムで制し、優先出走権を獲得した勢いは本物です。過去10年、前走根岸S組は3勝(3-4-2-36)と好相性で、特に東京適性が問われるこのレースで輝きます。5枠は過去20年で複勝率トップ(約30%)と、枠順も味方につけています。
不安要素
唯一の懸念は、G1初挑戦という経験の浅さ。過去、初G1で勝った馬は少数派で、ペプチドナイルやエンペラーワケアのような強豪を相手にどこまで通用するかが鍵です。
未知の魅力と爆発力を秘めたコスタノヴァは、単穴▲かな・・・。波乱を起こすならこの馬かも。
最終予想
-
◎ ペプチドナイル:連覇の可能性と安定感を重視。
-
〇 エンペラーワケア:コース巧者としての信頼度。
-
▲ コスタノヴァ:新星の勢いに期待。
ペプチドナイル軸にエンペラーワケア、コスタノヴァ、ミッキーファイト(14番)、ガイアフォース(15番)を絡めてみます。展開次第では中穴配当も狙えるかもしれません。
フェブラリーステークスは、ダートの頂点を決める一戦。昨年は153万円超の3連単が飛び出すなど、波乱含みのレースです。皆さんの推し馬はどの馬ですか?明日、砂塵の中でどんなドラマが生まれるのか、楽しみ。それでは、ぜひ競馬を楽しんでください!
記事一覧へ